東京国際映画祭、及びイタリア文化会館-大阪と共催になるレクチャー「マスターズセッション」を開催。東京国際映画祭に参加するゲストを講師として招き、トークサロンとして交流の場も設けた。2018年からはヴェネチア・ビエンナーレでの映画部門の人材育成プログラムであるビエンナーレ・カレッジ・シネマ(以下、BCCと略)と提携している。

会場:東映京都撮影所、松竹撮影所、旧武徳殿、京都文化博物館、菊香荘

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11月1日(木)

【session1】Hands-on時代劇撮影見学会

時間:14:00〜 会場:東映京都撮影所、松竹撮影所
ハンズオン時代劇の撮影現場を、マスターズセッションからの参加者とマスコミ関係者等が見学。

【session2】ウェルカムパーティー

時間:18:00〜 会場:菊香荘
マスターズセッション参加者のための交流会。

11月2日(金)

【session3】ハンズオン時代劇ラッシュ上映

時間:10:00〜10:30 会場:京都文化博物館フィルムシアター
ハンズオン時代劇で撮影した各チームの素材をラッシュ上映。

【session4】ライトニング・トーク

時間:12:00〜15:30 会場:京都文化博物館別館ホール
KFL参加者による自己紹介。自身の実績、次回のプロジェクト、夢などを3分の制限時間内で話す。

【session5】『楢山節考』(1983年、今村昌平)の上映とトークセッション

時間:16:00〜19:30 会場:京都文化博物館フィルムシアター
今村昌平監督作品『楢山節考』(1983年)を鑑賞した後、アミール・ナデリ監督と作品について自由に議論する。

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アミール・ナデリ(映画監督)
アメリカ在住、イランの巨匠監督。代表作は『駆ける少年』(1986)、日本では西島秀俊主演の『CUT』(2011)。2017年にはイタリア時代劇の『山〈モンテ〉』がヴェネチア国際映画祭で「監督・ばんざい!賞」を受賞した。
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國實瑞惠(プロデューサー)
1976年鈍牛倶楽部を俳優緒形拳と一緒に設立、俳優監督のマネージメントを行う。多くの今村昌平監督、園子温監督の作品に参加。主なプロデュース作品として『転々』や『希望の国』がある。
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エリック・ニアリ(プロデューサー)
米シネリック社の代表取締役。溝口健二監督や小津安二郎監督作品の4Kデジタル修復プロジェクトを手がける。アミール・ナデリ監督の『CUT』や『Ryuichi Sakamoto : Coda』など新作もプロデュース。

11月3日(日)

【session6】マスターズ・トーク

時間:10:30〜12:00 会場:京都文化博物館別館ホール
プロデューサーであり、ニューヨークのフィルム復元ラボの代表でもあるエリック・ニアリ氏からプロデューサーとしての心得を学ぶ。

【session7】ビエンナーレ・カレッジ・シネマ・トーク

時間:14:00〜15:30 会場:京都文化博物館別館ホール
ビエンナーレ・カレッジ・シネマのキュレーターを務めるヴァレンティーナ・ベッローモ氏による、ヴェネツィア国際映画際が行う若手映画作家育成事業についてのトーク。BCC参加者のマルゲリータ・フェッリ氏とイヴァン・ジェルゴレット氏も登壇。

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ヴァレンティーナ・ベッローモ
(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ、キュレーター)

音楽祭、映画、TVシリーズやコマーシャルなど様々な分野に10年ほど携わる。2013からは、ヴェネツィア・ビエンナーレ主催の養成プログラムであるビエンナーレ・カレッジ・シネマやシネマ・VRのコーディネート活動に尽力。ヴェネツィア国際映画祭でのVR上映など様々な活動に従事。
【session8】TIFFセミナー

時間:16:00〜17:30 会場:京都文化博物館別館ホール
東京国際映画祭日本映画スプラッシュ審査員を招き、映画祭キュレーターとして若手作家へのアドバイスを聞く。

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エレナ・ポラッキ(ヴェネチア映画祭プログラマー)
2004年から1年間、ヴェネチア映画祭にて東アジア作品のプログラミングを担当、12年以降現在まで同職を務めている。アジア映画のプログラマーとして、イタリア、スウェーデン、ノルウェーで活動。ケンブリッジ大にて博士号を取得。現在、イタリアのヴェネチア・カ・フォスカリ大学にて中国およびアジア映画について教えている。中国映画、アジア映画、映画祭に関する著作多数。
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ピムパカー・トーウィラ(監督/プログラムディレクター)
1990年代初期からタイのインディペンデント映画界で女性映画監督の先駆けとして活躍。長編デビュー作『ワン・ナイト・ハズバンド』はベルリン映画祭でプレミア上映されるなど、国際的に評価された。長編第2作目の『孤島の葬列』は東京国際映画祭アジアの未来作品賞を受賞。また、15年以上に渡って映画プログラマーとしても活動。2015年よりバンコクASEAN映画祭のプログラムディレクターを務めている。2017年から18年まで、シンガポール国際映画祭のプログラムディレクターを務めた。
【session9】イタリア・ナイト

時間:18:00〜19:30 会場:京都文化博物館別館ホール
イタリア文化会館-大阪の協力で交流親睦会を開催。

11月4日(月祝)

【session10】殺陣講座

時間:9:00〜10:00 会場:京都市武道センター旧武徳殿
東映京都撮影所殺陣師による、京都の殺陣の精神とスタイルのレクチャーと実演。

【session11】ビエンナーレ・カレッジ・シネマVR
(HISTORICA×ヴェネチア国際映画祭提携企画)

時間:11:30〜13:30 
会場:京都文化博物館別館ホール VR上映会場:京都文化博物館別館2階講義室

京都ヒストリカ国際映画祭企画によるVR作品(ビエンナーレ・カレッジ・シネマからの招待作品、イヴァン・ジェルゴレット監督による『IN THE CAVE』の鑑賞を含む)の体験。

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イヴァン・ジェルゴレット(監督)
1977年生まれ。2000年代初め、短編映画とドキュメンタリーでキャリアをスタート。90歳のアルゼンチンダンサーを追った初長編作品『Dancing with Maria』は、ヴェネチア国際映画祭2014の国際批評家週間に出品。本コンペに選出された初めてのドキュメンタリー作品となる。また、ヨーロピアンフィルムアワード2015では最優秀ドキュメンタリー賞にノミネート。
【session12】カムバック・サーモン・プロジェクト/
『シャトー・イン・パリ』の上映とアフター・トーク
(HISTORICA×京都フィルムメーカーズラボ企画)

時間:14:15〜17:45
過去のKFL参加者の長編監督作の上映と自身のキャリア及び今後についてのトーク。

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セドリック・イド(監督、俳優)
監督作品は、短編『HASAKI YA SUDA』(11)、ドキュメンタリー『UN STAINS DE MUSIQUE』(10)など。俳優としてスパイク・リー監督『セントアンナの奇跡』(08)などにも出演。近作『TWAAGA』は多数映画祭で受賞。2012年京都フィルムメーカーズラボに参加。
【session13】京都ヒストリカ国際映画祭クロージングパーティー

時間:18:00〜19:30 会場:京都文化博物館フィルムシアター
京都ヒストリカ国際映画祭クロージングパーティー。
京都ヒストリカ国際映画祭クロージングパーティーに参加。ゲストや参加者と交流。

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